2022年

3月

29日

お別れの時期

3月はお別れの季節です.

今日は沢山の人にとって最終日だったようです.

別の大学に移籍する先生,定年退職される先生,別の部署に異動する職員の方々.

色々なところで,挨拶の場がありました.

 

寂しいもんです.

 

でも,1日になったらまた慌ただしい日々が始まります(もうすでに慌ただしいけど).

皆が気持ちをリセットして,スタートする日.

新天地での活躍を祈ります.

2022年

3月

27日

2021年度2月~3月

2021年度も残すところあと3日.

2022年に入ってから,特に2月3月は学外の対面式教員研修等が入り,大忙しでした.

大きなトラブルなく,また体調を崩すことなく終えることができてホッとしています.

 

個人的に印象に残っているのは,ずっと頭の中でうまくまとまらずグルグルしていた研究課題が学外の教育現場との関わりの中で薄っすらと整理され始めたことです.

この経験は自分にとってともて大きく,また研究を進める上で重要な一歩になります.この内容は今取り組んでいる科研に関連することですが,今年中にはある程度まとめてしまいたいと思います.

2022年

1月

31日

1月が終わります

1月が終わります.成績付けやその他溜まっていた仕事に追われましたが,昨年12月からコツコツやっていたこともあり,ひと段落.研究関連で大きな進捗になることを期待して,2月を迎え入れることができそうです.

 

日々,本を読めば読むほど,現場をみればみるほど知りたいこと,理解したいことが増え続け,無限ループが続きます.はじめはもやもやしていますが,ああでもないこーでもないと書いたり図示したり人に説明したりしていると徐々にまとまっていき,すっきりします.

この知的好奇心でお給料を頂ける「研究者」という職業に感謝です.

 

そしていつも自分を頼ってくださる学校現場の皆様にも感謝です.

何とか気持ちにお応えしたいと思いますので,頑張って日々学び続けます.

2022年

1月

16日

共通テスト

大学入学共通テストの初日,東京大学弥生キャンパス前で高校生による殺人未遂事件が起こりました.

毎年この日は大学関係者にとっては特に緊張感がありますが,このようなことがあったので今年は特に精神的な負担が大きかったように思います.

 

今年はこのような事件がクローズアップされましたが,実際は毎年必ず公共交通機関の遅延や天候,災害による影響などが繰り返し繰り返し取り上げられます.もういい加減,「年に一度しかないチャンス」ではなく年間を通して数回のチャンスがあり,自身のタイミングで受けるなど「分散型」にできないんですかね.

 

毎年毎年同じようなことで影響を受け,追試の対応に追われており,非常に非効率に感じます.

2022年

1月

15日

目標の確認

忙しくなりすぎると目の前のことばかり考えてしまい,1年間を通して何を成し遂げようとしているのかを忘れます.特にこの業種は研究/教育/学内業務/社会貢献の4つが主たる仕事で(少なくとも自分はそう考えている),バランスよくこなすことが重要です.

 

ところがついつい一つのことに多くの時間と労力を割くと疲れてしまい,「今日はもうこれでいっか」という日が続きます.自分としては,毎日この4つをバランス良くこなす,あるいは1週間内でバランスを取るのが理想です.

 

今日は年始に書いた年間の目標を改めて見直し,今月何を成し遂げなければならないのかを再確認しました.半歩でもいいから進むために.

2022年

1月

12日

ひと段落

水曜日の授業2つ分が終了.
今学期は新しく開講した授業(プログラミング教育論)を担当していたので毎回試行錯誤でした.

”プログラミング的思考”という概念自体を理解できるようにC言語やmicro:bit(ビジュアル言語で)を体験する時間を作ったりしつつ,そもそも何故プログラミング教育なのか?という問いについて考えるためにGIGAや情報活用能力に関する話題を扱ったりと,実習と講義を行き来する形となりました.はじめての授業ということでどうなるか不安でしたが受講生の皆さんが実直に取り組んでくれたのでよかった.


ということで残す授業は来週月曜と火曜日の2コマ.あ,あと2月に大学院の集中講義がありますね.

ひとまず今日ひと段落.

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2022年

1月

11日

授業再開

土曜日,日曜日と仕事が続き,仕事が溜まっているので月曜日も午後から自宅で仕事を.
今日は授業がありませんでしたが,明日から授業再開です.と言っても1週間で終わりですが.

そして週末は共通テスト.

 

まだまだ慌ただしいスケジュールが続くので体調管理に気をつけます.

昨年同様,今年も風邪0でいきたい.

 

 

2022年

1月

07日

慌ただしい週末

学校が始まり一気に仕事が増える.

今日は慌ただしい一日.筋肉痛の蓄積もあり体が辛い.というか蛋白質を計算してみたら足りていないのでおやつをチロルチョコからプロテインバーに変更.

 

明日は午前中が仕事.日曜日は終日出張.

来週火曜〆切の業務用原稿もあり,慌ただしい週末になります.

月曜が祝日で休みなのと,火曜に授業がないのが救い.

2022年

1月

06日

学校スタート

学校スタート.

今日は一日明日〆切の学会発表原稿の執筆.無事終了して提出も終えました.

夜は明日の大事な会議の資料作成.さ~先に進むかどうか.

 

今日もトレセンで筋トレしました.

夜ご飯は蒸し野菜と胸肉.

 

Youtubeで動画を参照しながら懸垂もしました.

やり始めるまでは腰が重いけど,やはりトレーニングで身体が疲れるっていうのは心地よいですね.

もう眠いので今日は寝ます.

2022年

1月

05日

今日も出勤

今日も出勤です.

今日は1日中分析.ある程度できたので明日原稿に落とし込みます.

 

夕方は今年初のトレセン.

まだ大学は始まっていないので利用者は一人(自分)に対してスタッフ2名という贅沢な状況.

せっかくなので色々相談しました.しばらくはセット数増やす方向でいきます.今日は上腕だけを3種目.アップを除き,計15セット.

 

夜は有酸素系の運動をし,その後クールダウンも兼ねて明日のお弁当用に唐揚げを作りました.

今年は週5日のうち4日は弁当にしようと決めたので,メニュー思案中です.

思った以上に美味しく揚げることができました.

 

写真は出来立ての唐揚げ.

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2022年

1月

04日

出勤

朝一で体重測定.三が日のチートの影響はいかに.

 

結果は74.3kg.これなら戻すの楽勝です.

 

今日は研究室に行きました.溜まっていたメールを一通り返し,第二稿の論文の校閲チェックをし,データ分析したところで集中力が切れる.

あとは家の事務仕事の続き.多くの処理をオンラインでできるようになりました.もう移動に労力や時間をかけなくて良くなります.Society5.0万歳.最近家の事務仕事効率化にはまっているのでこつこつやっていきます.

 

夕方は車のタイヤ交換の手続き.

帰宅後明日のお弁当の生姜焼きを作る.

 

以上平凡な一日でした.

2022年

1月

03日

通常モード

起床時間がいつも通り6時台になり,徐々に通常モードに戻りつつあります.

午前は家の事務仕事関連.

午後からはメールの返信や研究をぼちぼち.今週が学会の原稿提出〆切です.

 

大学の事務は6日からですが,明日からはいつも通りの時間に研究室出勤です.

今朝も朝の甲山森林公園が綺麗でした.今年は常にこの風情のある景色に美しさを感じることができる状態でありたいものです.

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2022年

1月

02日

家の事務仕事

今日は正月らしく,一日家の事務仕事が中心でした.

これって仕事が再開するとじっくり時間をかけるのが嫌になるマターなので,実は結構重要です.

 

ということで色々と整理し,スッキリ.

今年は沢山節約できそうです.

 

前から気になっていてやっと読み始めた本は,いきなり現象論の話が出てきました.

やっぱりそこは避けて通れないよね~と納得し,改めて勉強しなおすことに.

長い長い道のりです.

2022年

1月

01日

体重管理

 

身体と仕事のパフォーマンスを見直すため,昨年の6月頃から体重管理をし始めました.一旦筋力をコロナ前と同程度に戻すために,2ヶ月かけて筋肥大をしました.結果,8月18日の時点で体重80kg.ベンチプレスは100kg3回は挙がるようになりました.これはコロナ禍以前とだいたい同様の記録です.


ここから,目標体重を73.5kgに設定し,食事調整と有酸素運動等を行いつつ毎日体重管理をしました.しかし,9月に77kg台まで落とせてから,なかなか体重が落ちていきませんでした.

そこで,後輩に毎朝体重計の写真を撮りLINEで送り始めました.後輩も自分の体重を送ってくれるようになり,交換しあう関係性ができました.(ちなみに後輩は理科の教員です)


結果,

10月平均 76.8kg

11月平均  75.3kg

12月平均 74.4kg


となり,12月30日には73.4kgまで落ちました.筋力は10%〜15%減くらいです.どうしても筋力維持が難しいのですが,自分は細い所から太くするより一旦筋肥大してからの方がやりやすいように思います.


とにかく,人と共に学ぶというのは楽しいなと再認識しました.


今後は,基本体重を73.5-75.5kgの間で抑えます.

2022年度はこれに加え,体脂肪と筋肉量も測定し,拘っていく予定です.夏頃には腹筋が割れており,棒を見つけては懸垂しているのが目標です.

 

 

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2021年

12月

31日

2021年リフレクション

2021年が終わります.

 

2021年は公私共に大きな変化が生じた年でした.

公の部分では3月頃から学内業務で新たな取り組みが複数始まり,様々な人たちと連携しながら進めることとなりました.授業は昨年度が完全オンライン授業だったのに対し,今年度は対面授業もいくつか再開し,オンラインと対面の両方の授業に対応しました.研究ではいくつかの学校は訪問することができるようになり,オンラインと組み合わせて調査を行いました.

 

上手くいったこと,そうではなかったこととありますが,総合的に考えると良い経験ができたなと思います.特に,

 

・どの領域の勉強が不足しているのかがわかったこと

・批判には「良くなることに繋がる批判」と「単なる自己満足のための理不尽な批判」がある

 

の2点を経験の中で感じることができたのは個人的に満足しています.

 

学内業務に関しては成果を判断しにくいのですが,研究については自分が研究代表者として取り組んでいる科研で発表した研究が,日本教育工学会研究奨励賞を受賞し,目に見える形で成果となりました.この研究課題に関してはまだまだ発展途上で,後数年かけて一歩ずつ前進していきたいと思っています.正直ここ数年はこれまで頑張ってきたことの成果が後からでてきているだけで,来年は成果を出すべき1年だな〜と思っています.

 

今年は日々の思考を全てEvernoteに記入しておりオープンにしてこなかったのですが,来年はこのwebに載せることができるように書き換えて,公開していこうと思います.

 

2020年

8月

13日

2020年度春学期終了

春学期の授業や業務が諸々終了しました.本学の事務室は本日13日〜23日まで閉室となります.
今年度の春学期は新しい業務,授業が始まったこととコロナの影響が相まって想像以上に大変な4ヶ月間でした.

 

オンライン中心の業務,教育,研究の影響は大です.

来年度の本格指導にむけて開設したライティングセンターでは授業を開講していますが,その内容は自分が過去に担当していた授業をベースに作り上げたので,春学期は他の着任された先生方に授業内容や方法を共有して相談しながら進めていきました.

 

授業は他にも教育方法論を担当し始めましたが,受講生が多い上に3クラスもあります.この準備や採点は大変でした.

 

研究は,調査をいけないことよりかは,上記の付加に加え学会等諸々の業務をしていたこともあって,なかなか進みませんでした.

 

プライベートでは,大学・ジムで行っていた筋力トレーニングやサッカーができなくなり,精神的なストレスがありました.また別記事で紹介しますがホームジムの環境整備には時間も労力もお金もそれなりにかかりました.

 

ということで,お盆休みには入りましたが,この休みは遅れている研究活動を進めるため,基本は毎日ちょこちょこと研究をしていきそうです.

秋学期は授業が減るので,春の遅れを取り返したいと思います.

2020年

4月

01日

2020年度スタート

2020年度がスタートしました.コロナの影響で社会全体が慌ただしく,不穏な空気に包まれていますが,僕自身はいつも通り仕事をできるよう心がけています.

 

1つ朗報が入りました.

科学研究費の若手研究に採択されました.これは,博士の学位取得後8年未満の研究者が1人で行う研究課題です.教育工学区分で

 

教科教育の探究活動における主体的・対話的で深い学びを促すeポートフォリオの活用」

 

の研究に3年間取り組みます.

 

今まで3回落選してきて若手研究にアプライできる最終年度だったので諦め半分でしたが,採択されて一安心です.大学からは研究費を支給されていますが,その何倍もの研究費を追加でいただけるので,かなり調査の幅が広がります.ありがたいことです.

 

この研究の成果を少しでも教育現場や学生に還元できるよう頑張ります.

 

 

 

2019年

9月

09日

論文賞受賞

日本教育工学会2019年秋季大会に参加してきました.7日の全体会では,日本教育工学会論文賞を受賞しました.

 

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2019年

8月

29日

応募書類の書き方

8月が終わろうとしています.大学業界は,そろそろ規模の大きな大学の公募が一段落し,中規模,小規模の公募が増えてくる時期かと思います.

 

専任になったからこそ落ち着いて振り返ることができるのですが,大学教員になるための応募書類,特に「志望動機」や「抱負」に関する書類の書き方には,コツがあるように自分は思います.

 

大学院生(D3)の時から,複数の教員公募に応募してきました.だいたいの大学が,

 

1.書類審査

2.面接,模擬授業

3.最終面接

4.採用内定

 

のような流れだと思います.3はないこともあります.この流れの中で,1.書類審査は自分を知ってもらう大事な第一関門です.ここを突破しないとその次はありません.

 

僕の場合は,博士課程在籍期間が比較的短かった(3年)ことに加えて割とスローペースなので,学生だった当時から研究業績は相対的に見て良くないほうだったと自覚しています.紀要論文はそれなりにありましたが,規模の大きな学会の査読論文はそれほどありませんでした.

 

ですが,割かし面接・模擬授業には進むことができており,ずっと不思議に思っていました.だいたい書類審査突破率は3割位の確率で,特に私立国公立の違いはなかったように思います.ちなみに,縁故の応募はありませんでした.

 

直接応募先に確認した訳ではないのでもちろん経験による推測の域を出ませんが,今まさしく就職活動(特に大学教員公募への)をしている方(博士課程在籍者・PD・専業非常勤の方々)の参考になるかもしれない点としては,以下が挙げられます.

 

a) 全部ですます調で書く

b)トピックセンテンス→サポートセンテンスの流れで書く

c) 写真を使う

d) 余白を大きく設定する

e)エビデンス(研究・実務業績)と結び付ける

 

a)研究者は普段論文をですます調で書きませんが,人事採用は人とのコミュニケーション・相互理解ですので,僕はですます調以外で書いたことがありませんでした.もちろん強気すぎることは書かず,謙虚に,腰を低くすることも忘れません.(自信が超絶あるなら別にいいですが,僕は全くありませんでした)

 

b)これは志望動機でも,抱負でも同じだと思いますが,読み手が短時間で良いイメージを抱くようにするには,「わかりやすさ」が重要です.

 

----志望動機の場合---

私が***を志望する理由は,1)◉◉◉と2)◆◆◆だからです.以下,その詳細を説明します.

 

---抱負の場合---

私が***で取り組みたいと考えている内容は,1)◉◉◉と2)◆◆◆です.以下,その詳細を説明します.

 

トピックセンテンスを含めたファーストパラグラフは,ほぼこれで終わりです.これ以上書きません.

何十人,あるいは何百人からの応募用紙を読むことは読み手の大きな負担になります.ですので,僕の感覚ではなるべくファーストパラグラフで相手の興味を引くのかが重要だと思います.

文章の中で,抽象的な言葉や前書きは不要です.もう,結論を前面に出す.これがポイントだと個人的には思っています.

 

それ以降は,1パラごとに1),2)を説明していきます.決して1つのパラグラフに1)2)の両方をいれません.そして,最後は結論のパラグラフです.これまでのまとめを超絶シンプルに書き,想いを1センテンス位で書きます.

 

 

c)写真を使う

写真は,解像度の高いものを使って,綺麗に配置します.その際,あってもなくても変わらない写真は使いません.写真を使う理由は,写真でないとイメージが沸かないから写真を使うのです.それを意識して写真を使っていました.もちろん,印刷はカラーです.

 

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2019年

8月

28日

教員研修を担当してきました

先週,長崎県立諫早高校で教員研修を担当してきました.

科研に一緒に取り組んでいる藤井先生@長崎大学もかけつけてくれました.

 

25名位かなーと勝手に想像していたら80名位の先生方がいて,びっくりしました.

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2019年

8月

26日

休息

休息も大切.

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2019年

8月

25日

最近のあれこれ

8月〜9月と出張が続きます.

8月上旬は高知県立山田高校で探究に関する教員研修を担当させていただきました.

お盆あけは,ISN2.0の第4回研究会@福島大学に参加.

23日は,長崎県立諫早高等学校でeポートフォリオ活用の教員研修を担当させていただき,今日24日は本学高等部の先生方と探究の授業の打ち合わせ.

 

来週は週末に徳島大学で開催される第10回Maharaオープンフォーラム in 徳島でこれまたeポートフォリオに関する話題提供をさせて頂き,その後9月に入って福島スタディーツアー(県庁主催)に本学学生の引率で参加.帰路の途中名古屋で下車して日本教育工学会の理事・評議委員会に参加して,全国大会で発表.

中旬からはベトナムに科研の調査に行き,帰国したらすぐ授業開始です.

 

発表準備に加え〆切も複数あり,なかなかハードです.

この写真で癒されるしかない.

 

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2019年

8月

04日

採点の祭典が終わり・・・

祭典の採点が金曜日に無事終わり,これから秋学期が始まる9月下旬までは,しばらく研究モードで仕事をすることができそうです.

 

春学期は本当に研究にまとまった時間を取ることができず,反省点がたくさんあります.

何とか夏で巻き返し,挽回したいと思います.

 

幸い,業務に忙殺されながらもそれなりにデータはとってきたので,まとめ方次第では何とか査読論文として投稿できそうです.

 

さぁ,これからは「自分を律する」こととの戦いが始まります.

 

まずは,この本から.

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2019年

7月

26日

裁量労働制

春学期の授業が先週で全て終わり,採点の祭典真っ最中です.

これが終わると,夏の教員研修や研究が待っています.今年も例年と同じ位の忙しさですが,精神的な安ど感が土台にあるので,より集中してON・OFFの切り替えができそうです.

 

大学教員は,ほとんどが裁量労働制です.つまり,自分の裁量で働く時間や場所を選択します.

タイムカードや年休申請の仕組みはありません.

 

「それめっちゃええやん」

 

とよく言われますし,働く時間と場所を全て管理されているとなると,確かにその気持ちは理解できますが,裁量労働制なりの苦労もあります.

 

特に強く実感してしまうのは際限なく仕事をしてしまうこと.

勤務開始時間は決まっていませんが,平均するとだいたい9時には研究室につきます.学期中の授業がある日はそれが8時になもなります.そのまま研究室で仕事をして,17:00くらいに終わるのかというと,そうではありません.事務作業は「終わり」のある業務ですが,研究に関してはとことん追求することができるので「これで完結」と思えることなどほとんどありません.「別のアプローチをしたらどうなるんだろうか」なんて考えはじめた日には,いつのまにか21:00,22:00をまわっています.これは,そもそも研究活動が営利を求めるものではなく,学問を追究する性質をもっているからだと思います.大学の教員は,自分の研究テーマが好きでその職に就いている人が多いので,「17:00になったから,はい仕事終了~」とはならず,好きなのでのめりこんでいくうちに時間がどんどん過ぎていってしまうのでしょう.勤務時間が無く,残業という概念もないことが影響しているともも思います.

 

とはいうものの,人生は一度きり.

二度と戻ってこない時間を楽しむためには,さすがに研究のことだけに没頭してしまう訳にはいきません.限られた時間の中で,どの部分を研究に使い,どの部分をプライベートに使うのか.一番はじめに書いた,ON・OFFの切り替えが人生を楽しむためのキーになります.

 

これまでの研究者人生でそれができていたのかと問われると,×に近い△が自己評価です.

さて,今年はどうなりますかね.

2019年

2月

06日

解散会

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2019年

1月

23日

研究せな

本日は日帰りで東京丸の内キャンパスに出張.

再来年度以降の新規授業に関する打ち合わせなどをしました.

こういった会議が最近頻繁にあり,学院を盛り上げる活動に関わることができる事自体は有難いのですが,同時に研究も進めないといけないなという気持ちにもなっています.

 

2018年度は諸事情から学会・研究会への参加,論文の投稿をいつもの半分以下に抑え,学内業務に専念しました.それはそれで成果があったのですが,大学研究者は基本的に研究活動をして論文投稿して(できれば採録されて)なんぼだと思います.そうでないと,ただの実務家になってしまいます.

 

研究に没入する中で研ぎ澄まされる感覚・観点から物事に関わることに,このプロフェッションの意味があるように思います.

そう考えると,2019年度に向けて,ぼちぼち研究活動のギアを上げて行かなければなりません.

 

とまぁ研究せなと言いながら,人の論文の査読でかなり時間を取られているので,さっさと終わらせたいと思います.

 

2019年

1月

22日

卒論発表会が無事に終了

今日の午後は卒論発表会でした.

 

一人20分×15人はとても長いものでしたが,2年間の卒論指導はあっという間でした.
読書感想文でもなく,単なるレポートでもなく,

 

・先行研究の批判的分析に基づく問題意識の設定

・問題意識による研究目的の設定

・教育に関する一次データの収集

・定量あるいは定性的分析
・結果の考察

 

を必ず含むことを重視しました.

 

内容の精度はともかく,形は全員整えることができたように思います.
一次提出のあと,ある学生に「独立性のカイ二乗検定をするように」と指示を下のですが自分で調べてやっていたので,「あ〜逃げずにできるようになったんだな」と成長を実感しました.

 

夜は懇親会.

ギャーギャーうるさいんですが,憎めない学生たちです.

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2019年

1月

21日

久しぶりのブログです

Evernoteには毎日の所感を記録してきましたが,何故かこちらのパブリックに公開しているブログには書く気にならず,かなり長い期間放置してきました.いや,実際は何故書く気にならなかったのかある程度わかっていますが,それはまた別の機会に書こうと思います.

 

近況を言いますと,心身はとても元気です.
ここ数年は色々とがむしゃらに頑張る期間に設定していましたが,それを終え,成熟期に変わった感じです.自分の進退に関する重要な事項が決まり,ホッとしたせいか,自己を見つめ,自己を創り上げていくことについてもそのプロセスがひと段落したように思います.

死ぬ以外の未来は何も決まっていないことは事実ではありますが,そんな明晰でない道に自分なりの計画をもてるようになってきたと実感しています.

 

こういう余裕を持つことができている状態を言い換えると,「急ぐ時はあるが,焦ってはいない」のだと思います.こういう時は,何か良いアイディアが出たり,良いパフォーマンスをすることができたりする気がしますので,自分自身に期待をしたいと思います.

 

 

2018年

4月

16日

論文

 大阪教育大学の寺嶋浩介先生と共同で取り組んでいる研究の一部が,日本教育工学会論文誌に掲載される事になりました.

時任隼平・寺嶋浩介(2018)学校改善を担うスクールミドルの成長発達に寄与する教職経験に関する研究

 

42巻1号に掲載予定です.


 今回は,学校教育改善に取り組む先生方を対象とした,質的研究です.立命館大学のサトウ先生たちが中心になって提唱されている,複線径路等至性アプローチを使いました.おそらく,日本教育工学会でこのアプローチを使った論文が採録されたのは初めてだと思います.順番が大事な訳ではありませんが,目新しいアプローチの妥当性・信頼性を丁寧に査読者の先生方に説明するプロセスは,とても刺激的でした.嬉しく思います.

 

2017年

10月

20日

どのテーブルで議論するのか

森先生@帝京大学,村上先生@京都外国語大学にお誘いいただき,Edu-Lab Meetingで発表させていただきました.今回は,「質的データを用いた研究論文作成に向けて」が研究会自体のテーマで,僕の発表タイトルは「質的研究における分析・考察結果の妥当性をどう担保するのか」でした.

 

フリック先生(2011)の整理だと,妥当性の議論は下記3つの方向性があります.

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