で,バランスボールはどうなのよ?

2月3日の日記で,腰痛対策の一環としてバランスボールを使ってみる事を書きました.

 

それから今日まで,雨の日も風の日も,大雪の日もデスクワークをする際にはこのバランスボールを使ってきました.

 

せっかくなので,「で,バランスボールはどうなのよ?」を報告したいと思います.

 

結論から言うと,

 

「腰痛対策には効果がありそう」

 

です.

 

ちょっと醜い図にはなりますが,そう思った理由を説明します.

 

まず,椅子を使った時に理想的とされる(考えられる)座り方は,図1(TOKITO 2014)だと思います.腰がシャキっと伸び,体重をお尻と腰で適度に支える.これだと,長時間作業をしてもあまり腰には負担が無いのだと思います.

 

図1 理想的な基本姿勢
図1 理想的な基本姿勢

しかし,実際の所,僕の座りかたは図2のようになってしまいます.これは人それぞれだと思うのですが,僕はこれが癖デス.

図2 前屈み姿勢
図2 前屈み姿勢

これは特に集中した時になるのですが,前屈みになり,腰が曲がります.この状態は,お尻と脚を使って大きな負担なく身体を支えることができるので,長時間続きます

図3 もたれ姿勢
図3 もたれ姿勢

別のパターンとしては,深く腰を曲げてもたれる座り方です(図3).web上の論文を読む際によくこの姿勢になります.これも,完全に体重を椅子に預けるため,長時間維持することができます.

 

しかし,皆さんも経験ないでしょうか.長時間作業をしていると

 

 

「....あ〜何か腰が...背伸びしたい.背伸び.誰か引っ張って!ぶら下がり棒どこにある!?」

 

なんて思うこと.

 

図2〜3は,腰を曲げた状態で長時間いるぶん,僕の場合は腰に負担が大きいようなのです.

 

ところが,バランスボールは,そもそも腰を曲げた状態で座っていることが難しいのです(図4)

図4 バランスボール基本姿勢
図4 バランスボール基本姿勢

曲げたら体制くずしますから.

 

もちろん,前屈みになるときも有ります.例えば,図5みたいな感じ.

図5 バランスボール前屈み
図5 バランスボール前屈み

この場合,ある程度真っ直ぐは維持されます.また,腰も若干曲がるのですが,脚をバランスボールに巻き付けるようにして固定しなければならず,この負荷が結構強いのです.だから長時間続けることは無理.

 

結果的に,

 

「おお,つらいつらい.さ,図4に戻そう」

 

となる訳です.

図4復活
図4復活

何となくわかって頂けたでしょうか.

 

僕の場合,腰を曲げている時間が圧倒的に短くなった分,腰への負担は少なくなった気がしています.

 

ただし,注意点も有ります.

 

それは,導入してから図4バランスボール基本姿勢に慣れるまでの間は

 

「辛い」

 

事です.

 

バランスボール,座っていると,脚の内股あたりと腰の筋肉を使っているのが自覚できます.

これ,長時間続けているとジワジワくるんです.1日目は筋肉痛になりました.2日目からもだるさは残りました.

 

今,「腰痛予防になるカモメ」といういう結論に至ったのは,1週間ほどしてその状態に慣れてきたからです.

 

ですので,普段運動をされていない方などは,普通の椅子も併用しながら,のんびりやることをお勧めします.

 

という事で,バランスボール利用一ヶ月報告でした.

 

 

ちゃんちゃん

 

*これは,個人の感想です.導入の際は,自己責任でお願いします.