インタビュー調査

ここ2週間を振り返れば,インタビュー調査ばかりでした.


1つ目は,自分が所属する高等教育推進センターの予算で進めているラーニングアシスタントの研究です.前期の受講生を対象に授業到達目標に関する質問紙とラーニングアシスタントに関する質問紙を行ったのですが,授業終了後にインタビュー調査を実施しました.今日までで,18人中16名が終わりました.これは,ラーニングアシスタントからの支援に対する評価が高かった上位9名と下位9名を対象にしました.


2つ目は,公立高校でやっているメディアリテラシー教育に関するものです.これも,プレ・ポストアンケートは実施したのですが,それに追加する形で生徒を対象にインタビューをしています.こちらは,12名中12名が無事終了しました.


あとは,これを分析して日本教育メディア学会と日本教育工学会の査読に提出するという形になります.


当たり前の事ですが,被験者からデータを取るというのは,とても困難な事です.1つ目の研究にしても,多くの学生がテスト時間の合間を使って協力してくださりました.感謝です.

高校の方はもっと大変で,期末考査終了後にポストアンケートに答えてもらい,その後は補習とクラブ活動の間を使って協力してもらわなければなりません.しかも,学校長,教科担当の先生,担任の先生,本人の承諾が必要となり,手続きも必要になります.

これはもう教科担当のI先生が全面的に協力してくださったので何とかなり貴重なデータが取れました.感謝しかありません.


うーん.これだけ色々な人に協力してもらったからには,責任重大ですね.


その場に埋め込まれた,外から見ただけでわからない学習活動という現象.

これをを何とか第三者にわかるかたちで表現するのが研究の醍醐味であり,また一番難しい事でもある.


前に進むしかない.