学校が変わる時

実家に帰省しています.本当は家のまわりを散歩しようと思っていたのですが,喉がイガイガするので自宅で読書.

 

共同研究者として参加させてもらっている寺嶋科研の関連で,「プロフェショナル・ラーニング・コミュニティー」を読みました.著者の千々布先生曰く

 

「プロフェッショナル・ラーニング・コミュニティは日本の校内研修体制に極めて近い」

 

そうなので,結局はShirley M. HordやRichard Dufourあたりを読まないといけない感じですね.少なくとも千々布先生の本には詳しく書かれてはいなかった.

 

学校が始まったら,

 

Leading Professional Learning Communities: Voices From Research and Practice

The School Leader's Guide to Professional Learning Communities at Work

 

あたりをチェックしようと思います.

 

寺嶋科研自体は完全に教師教育の話なのですが,関連する文献を読んでいると,自分が関学で担当しているFDに繋がる事も多くあります.もちろん初等中等教育と高等教育では組織構造が全く異なりはしますが,それでも学校が変わる時に教師(大学の場合は教授)がそもそも変わろうとしていて,授業が変わっていかなければならないという(しかも能動的に)考え方は大切だなと思います.

 

大学でも研究授業は増えてきましたが,授業研究,校内研究が制度として定着している訳ではありません.

しかも,組織全体での取り組みとなると,まだまだ....という感じです.

 

そのへん,中等教育をフィールドとした研究経験を,高等教育にも生かしていきたいなと思っています.