問題を解決して学習していくという事


先日は,OECDイノベーションスクールネットワークの仕事で,東京にある国立オリンピック記念青少年総合センターに行ってきました.

この活動ももう2年目に入り,いよいよ来年の最終発表(ラウンドテーブル)に向けて準備が本格化してきました.

イノベーティブな活動の根幹には,問題解決(Problemn Solving)という概念があります.何かを変革していくには,大なり小なり問題を同定し,それを解決していくというプロセスが必要だという事です.

研究者になって4年目になりましたが,やっとこさ,この「問題を解決する」という行為と「学ぶ」という行為がどう繋がってくるのか,イメージができはじめた気がします.大事な事だけれども,あまりにも学ぶという行為にとって本質的すぎて,それを具体的な形で言語化するのが難しかったのだと思います.それが,研究活動や授業,他の人たちへの研修の機会を通じて,自分自身で整理できはじめたような気がします.

秋学期からは, PBL特別演習という新設科目も担当します.福島県に行き,東電や県と連携しながら被災地をフィールドとした学習に取り組みます.

 

この問題解決学習に関する知見を深める事は,今後の教育活動を大いに充実させる事になると感じています.

 

*写真右は,久しぶりの4人部屋.ここは東京オリンピック時に使われていた施設だそうです.古いけれども,どこか懐かしい雰囲気.