"Dobrý den"とは?

"Dobrý den".あまり聞きなれない言葉だと思います.これは,僕がチェコ共和国に移住して初めに覚えた言葉で,「こんにちは」という意味です.日本語発音だとドブリー デン.ýがあるので,リーと伸ばします.難しいのは,Rの発音が英語と異なり,巻き舌の「ル”(→舌を巻いているイメージ)」なのです.巻き舌ができない人には非常に習得にしくいチェコ語です.

 

1991年にチェコ共和国に移住した事で,僕の人生は大きく変わりました.そして,チェコでの生活が今の自分の原点と言えます.

水泳,ピアノ,エレクソーンと色々とやらせてもらってはいたものの,それまで打ち込みたいと心底思えるものもなく,何となく日々を過ごしていた僕は,チェコでアイスホッケーに出会いました.

理由は,単に「かっこよかった」から.それでも,夢中になれるものが見つかったことで,人生は良い方向に向かったと思います.

 

アイスホッケーだけでなく,学業の面でも良い影響が出始めました.もともと,勉強が大嫌いだった僕は,プラハ日本人学校(http://www.jschool.cz/)に転校しました.2014年,今でこそ90名近い児童生徒がいますが,1991年当時は小学生~中学生を合わせても25名程度.僕の同級生は女の子2人とチェコ人の3名しかいませんでした.ほぼ家庭教師状態になれば,いくら勉強ができずすぐにあきらめがちだった僕でも,きめ細かい指導を受けることで人並みの成績は取れるようになります.あ,いや,人並みというのはちょっといいすぎで,5段階評価で平均が3....くらいかな?(それまではもっと酷かった)は取れるようになりました.

あの学校にいって少人数制の指導を受けるようになってから,勉強が好きになることはなかったけれども,児童生徒会長に就かせてもらったり,現地校との交流で司会をやらせてもらったり,色々と自分が主体的になれる場を与えてもらえたのです.

 

自我がはっきりと形成されていく過程が強烈に意識され始めたのは,ちょうどこの時です.人とのコミュニケーションや異文化との衝突場面が増え,はっきりと「自分」を認識しはじめました.

今思えば,これが自分の原点だったような気がするのです.ここで様々な体験をし,自信をつけた事が,今の自分を創っているといっても過言ではありません.「ブレ」ることなく,何かに打ち込むことの大切さを教えてくれたのも,チェコでの生活でした.

 

日々,忙しく過ごす中で,色々な事で心を揺さぶられます.ブレそうになることもあります.そんな時,"Dobrý den"という言葉は自分の原点を思い出させてくれます.

原点を思い出すことで,「ブレない人間になる」.そんな想いを込めて,このwebのタイトルにしました.

 

Dobrý=良い

den=日

 

今日という一日が,皆さんにとって良いものとなりますように.

 

 

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